NLPはベトナム戦争で米兵の多くが陥ったPTSD（Post Traumatic Stress Disorder：心的外傷後ストレス障害）に対して、それまででは考えられなかったほどの顕著な効果をもたらしたことから広く知られるようになりました。

その事からも過去の何かのネガティブな事柄（経験）に対し、時間がたってからも、ふとしたことがきっかけでその経験を思いだし、強い恐怖を感じてしまう「恐怖症」に対して優れた対処を行うことができます。

1. 蛇恐怖症
   こちらにバンドラー博士が、実際に蛇恐怖症の男性キャスターに対しセッションしている映像があります。
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2. 閉所恐怖症
   暗くて狭いところが苦手な人もたくさんいます。
   でもその感覚（暗くて狭い）のイメージを頭の中で変換することができたらどうでしょう。
   
   クライアントをトランス状態に導いて、適切な言葉を選び、必要な情報を潜在意識に伝えることでクライアントの頭の中のイメージは「暗くて狭い」から「広く明るい」へと変化していきます。
   
   そうすることで例え狭い場所でも平気になっていきます。
3. 高所恐怖症
   バンドラー博士は高所恐怖症の人には頭の良い人が多いとおっしゃっていたことがあります。
   この場合も頭の中で感じている距離感を変化させることで対応できます。

不安症とは恐怖症のように強烈な体験がトラウマを作るのではなく、ある事柄に対し自分自身の頭の中で不安感の要素を雪だるまを転がすように大きくして行ってしまうことです。

NLPではそのループを断ち切るための様々なスキルがあります。

基本的には、そのこと（不安）はその人（クライアント）の頭の中でだけ起こっているのだと気づいてもらうことです。

モチベーションを継続させるには「良い決断」をし続けることが必要になってきます。
「迷い」の気持ちが起きそうになったとき、その気持ちそのものをスイッチにして神経伝達物質であるドーパミンやオキシトシン、エンドルフィンが放出されるようにセットするスキルがあります。

つまり、NLPでは負の状態そのものですら、前向きになることのできるきっかけにできるのです。

プレゼンテーションが苦手な方は多くいらっしゃるようです。
その多くの原因は「うまくできなかったら・・・」とか「笑われたらどうしよう」と、いうような失敗することへの恐れから来ているようです。

自分自身を普段どおり、もしくはそれ以上に自信に満ち溢れさせながら自分が伝えたいことより、いかにしてオーディエンスが知りたいと思っていることを正確に、また時にはユーモアの中で伝えていくのかということなど、NLPには、それらを克服するスキルが数多くあります。

また自分だけでなくオーディエンスにやる気を出させるモチベーションプレゼンターにはNLPを活用している人が多くいます。

多くの人は自分が気に入った人や、好意を持った人から商品やサービスを購入するというデータが示しています。
もちろん、セールスにはその人なりの個性や人間性も重要なファクターとなります。
その上でNLPのスキルが加わったときどうなるかと言えば、相手の共感が得られる態度や言葉の選び方などを通じ、またライバル社の商品やサービスを貶めることなく自社の商品やサービスを相手にとってより魅力的なものに魅せることができるようになるでしょう。

良いリーダーの条件とは何でしょう？
リチャード・バンドラー博士は、NLPを特別な人になるためではなく多くのより素晴らしいリーダーを創るために創造したのだとおっしゃっています。
そういったリーダーの育成のために活用するのには、そしてあなた自身がそうなるために、NLPはまさにうってつけのテクノロジーと言えます。

よい決断のためのスキルとそれを維持しモチベーションを保ちながら臨機応変に進化させるスキルがNLPによって手に入ります。

人は自分でも気づかないうちに誰かの影響を受けていることがあります。
それが自分の尊敬できる人ならなおさらです。

それは誰かの持つカリスマ性であるかもしれませんし、天使のような優しさかもしれません。また行動力であったり、優れた判断力のときもあるでしょう。

あなた自身がよい影響を受けることができる人をモデリングし、さらにその上となる素晴らしい影響を周りに及ぼすことができたならどうでしょう。